フルーツ宅配便 2巻

1巻がおもしろかったので購入。Kindleで。 Kindleでも読みやすい絵柄。 大晦日に読む本か?笑 古谷実の新刊を買うの忘れてセブンティーンとCanCam買って帰ったで・・・

デリヘルで働く女性のお話が1話完結で淡々と進んでいく。

1巻も、キツ〜っていう話と、ほっこり系の話が混ざっていた。 もちろんウシジマくんのような読後感が悪いようなものではない。

2巻は、しょっぱなからウシジマくんのような話だ。風俗はまって借金、ストーカー・・・これだけ書くと既視感あるけど、なんだか寂しい終わり方だ。 絵柄でマイルドなだけでウシジマくん的エピソード多いな。

この漫画には死人もでないし裸もない。

スダチとアボカドは”業界ご法度”なお話。別に風俗じゃなくてもそれはいかんだろうと思うのだけど、風俗で働くこと自体切羽詰まってるから判断力がなくなるんだろうか。

意外とこっちの話は救いようがある感じ・・にしてもスダチのペナルティ妙にリアルですね(働いたことないから本当かわかんないけどめっちゃそれっぽい気がして)

それより夏みかんの話!これで終わり〜〜〜?!って思うんですけども 結末は読者の想像に任せるスタイルなんでしょうか。結末が気になりすぎる・・・

しかしこの漫画を読んでると、普通の人がちょっとしたことで風俗で働いてるんだけども・・・。現実はどうなんだろうなあ。

あくまでも効率よく稼ぐ方法としての風俗(ナシや柿さんみたいな)ならまーいいんですけど そっから転落して闇に堕ちていく感じがこえー 今自分が平和な生活してるのって運がいいのかなと思ったり。自己責任でなくどうしようもない理由でこうなる場合だってあるよなあ。 普通の家庭で言われる、悪い友達と付き合ったらダメ、というのは相手がどうこうよりリスクを下げるということなのかなぁー 不良が悪いわけでなく不幸な人生のリスクの一つってことで・・・ もちろん風俗が悪いわけでもないんだけど、別にしないで済むならしない人の方が多いだろうし。 嫌なこと、怖いことを避けるには、自分の普段の行いと運だからリスクはできるだけ低い選択を・・・借金はしない、変な男にひっかからない、変な会社で働かない、正しい友人を持つ、朝起きて夜寝る生活をする・・・などなど。

妙にリアルな漫画でこんなことを考えてしまいました。