操作・撮影をレビューしたいと思います 使い方と私の趣味を前提として
- ポラロイドが大好き(現在2台所有)
- でもインポッシブルのフィルムは使いにくいし質が悪いし高いし嫌だ
- チェキユーザー歴長い(ネオクラシックで3台目)
- でもチェキの撮影は難しいと思っている
- プリンカムも少し触ったことがある。フォトラマ機ももってた
- スマホ写真のプリントは、旅行の写真をデジカメ撮影分とあわせてしまうまプリントでたまに印刷する程度
- Piviやスマホプリンタの類は手にしても使わず手放している
- チェキで撮ったものは、自分が家に持ち帰り、日付やコメントを入れてアルバムに整理
- ネット上にアップしたいときはスキャナを持っていないので、チェキ自体を撮影してアップ
商品のコンセプト的に、印刷するのが前提だと思うんですね。 なのでデジカメだと思って買うのは間違いだと思うんですね?
○ モニターとメモリ付きチェキ × プリンタ付きデジカメ
の認識になるかと思います。 なので一番需要があるとしたら
「すでにチェキを持っているが名刺サイズが小さすぎる」 「でもワイドはでかすぎるしかさばるし・・・」 と思っている人と、 「ポラロイドが好きでしぶしぶインポッシブルのフィルムを使っているが不満がある」
という人ですよね。そのうちの一人が私です。
上記以外のプリンターが欲しい人やデジカメとして使いたい人は買うべきでない、もしくは後継品の様子を見るべきかと
まえおきが長くなりましたがレビューです。さらに長いので適当に目次見てくださいね。 画像と動画があって重いです。 ネオクラシック(mini90)との比較が主となります
SQ10とmini90の比較
長いのでアコーディオンにしました
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SQ10 mini90 本体サイズ W119×D47×H127mm W92×D57×H113mm 重量 450g(フィルム・バッテリー含) 296g(バッテリー、フィルム別)バッテリー含むフィルム残9枚で347gでした フィルムサイズ 86×72mm 86×54mm 画面サイズ 62×62mm 62×46mm レンズ instax lens28.5mm F2.4 沈胴式フジノンレンズ2群2枚 f=60mm 1:12.7 電動式 ファインダー なし 実像式ファインダー0.37倍 撮影範囲 10cm〜∞
TTLコントラストAF電動3点切り替え<BR>(接写0.3m~0.6m/標準0.6m~3.0m/遠景3.0m~∞) シャッター 1/29500秒〜1/2秒自動切替
バルブ最大10秒プログラム式電子シャッター 1.8~1/400秒
バルブモード 開放時間 最大10秒撮影感度 ISO100〜1600自動切替 ISO800 露出制御 プログラムAE
TTL256分割測光・マルチ測光<br>
ホワイトバランスオート自動調整 連動範囲 LV5.0~15.5
濃淡コントロール ±2/3EV、+1EVフラッシュ オート/強制発光/発光禁止/スローシンクロ/赤目補正
撮影可能範囲50cm〜8m低輝度自動発光(輝度補正機能付き)/強制発光モード(輝度補正機能付き)/発光禁止モード/赤目軽減モード セルフタイマー 約10秒/約2秒 ?/?秒 5と10? 映像素子 1/4型CMOS 原色フィルター採用 記録画素数 1920×1920ピクセル プリント画素数 800×800 プリント解像度 12.5ドット/mm 画像フォーマット jpeg プリント出力時間 12秒 ? プリントタイミング 直後/選択 直後 プリント機能 本体メモリ+microSD リプリント 50枚前まで デジタルズーム プリント時2.4倍まで 液晶モニター 3.0型TFTカラー液晶
46万ドットモード表示とフィルムカウンター 入出力端子 microUSB(充電専用) バッテリー NP-50 NP-45AまたはNP-45S 充電機能 内蔵 プリント可能枚数 満充電から約160枚 ? 充電時間 約3〜4時間 ?
使用開始までの準備
電源を入れると日付の設定に 電池を挿入 あらかじめ買ってあるmicroSDHCカードも挿入。 電池の残量がないのでUSBにつなぐ (普段スマホを充電しているもの) PCからでも充電できるようだが、Macからだと本体が反応しなかった。
フィルム入れるところの仕組みは従来のチェキと同じ。ロックが固い。 遮光紙の排出は静か&ゆっくり
充電について
充電はUSBで。Finrpixと同じバッテリーなので、バッテリーチャージャーもあるようだが、商品に付属はしていない。いいような悪いような。モニターが付いている分、従来のチェキより持ちは悪くなるだろう。(ちなみにmini90は充電器ついてきた) まあ増えてゴロゴロするのも嫌だからスマホと共用でもいいですけどね。
なおDC5.0V・1000mAのアダプタを使えとのこと ちなみに充電したのは1200でした。スマホの充電器は1500mAもありますが、1000より多くても大丈夫なのかな・・・ バッテリーしながら起動OK。完了まで3〜4時間とのこと。すぐ使いたい人は注意。
本体のシャッターについて
左右にシャッターがある。左利きの人でも楽に使えるユニバーサルデザインというやつかな? ただ片手で持てるデザインではないので両手で構えることになるが、左手がふれてシャッターにならない?と不安になるが デフォルトで左が撮影モード切替、右がシャッター プリントもマニュアルになっている
操作性
モニターがついた初のチェキということもあるが ボタンや配置は押しやすいのではないかと思う。 人によっては書かれている絵が何かわからないかも? ダイヤルでくるくる操作できるのもいい。
電源はちょっとゆるい気がします。 カバンの中で勝手に電源入りそう
個人的には電源ONの向きがmini90と逆なのが使いにくい
mini90の電源の入れやすさは異常
あとはデフォルト操作音が・・・
[video width="960" height="540" mp4="https://kimigauchu.com/wp-content/uploads/2017/06/43ad15e73d11efcf950c591158df8230.mp4"][/video]
AFが合った時に音が出る模様 液晶に緑色の枠が出るので不要。 設定で全部消せましたけど シャッター音もあります (動画はデフォルト状態)
動画に映ってますけど、赤くAF補助光が光るのが気になったので設定でOFFにしました。 AFに不都合があればまた戻します
あとちょっとわかりにくいのが、液晶で決定ボタンが緑の丸になってんだけど 物理ボタンの緑はプリントなんだよね 慣れたらどうってことないけど最初???でした。
[caption id="attachment_4536" align="alignnone" width="800"] SSが速くなったので市電も止まって見えるよって言いたくてこの加工・・・[/caption]
プリントと削除でこの○が出てきます。
外観
厚み・大きさ・重さ
大きい、重いと言われているが比べるとそうでもない mini90より100g重いくらい。 mini8とかと比べると重いよ
大きさも丸く湾曲してるから大きく見えるのか(逆?)
デザイン
Instagramのアイコンといわれていますが
[wp-svg-icons icon="instagram" wrap="i" size="5em"]
まるっこいのに無骨なかんじです
広告の写真がなぜか外国の方ばかりで、この人ら手大きいでしょうが!って思ったのですが
ホールド力はいいですよ!意外とね。
だけど持ってウロウロしてると、グリップないし、つるっと落としそうになる。ハンドストラップ必須か? 左右にストラップが付けれるようになってるから首からぶら下げてもいいね。
片手で自撮りは重いのできついと思う。ツーショットの自撮りはチェキより撮りやすくなったのでは?
セルフタイマーがついてるので、三脚など大層なものを使わず置いて撮りたいときがあります。 丸っこくて薄くて不安でしたが底は平で問題なく自立します。mini90に比べると頼りないですが。
レンズまわりが大きく変わった
コンデジもチェキの従来品も、電源を入れるとレンズ部分がにゅっと出てきていたがそれがなくなった。
[caption id="attachment_4506" align="alignnone" width="800"] 斜めだ・・・[/caption]
フィルムへの焼き付けが光学からデジタルになったみたいです。 いままでのチェキはレンズを通した像をフィルムに焼き付けていましたが
今回のSQ10は、デジタルで撮影し、デジタルで焼き付けということでしょうか。スマホのレンズ同様、でっぱってないです。イメージセンサーってやつですか。 センサーは小さいとのことだが、よくわかりません。
そんなことよりむき出しなのが気になるよ!
シャッと幕が出てこない。出っぱなし レンズに触れないようにって説明書にあるけど、ふとした瞬間に当たるよね?フェルトカバーとかあったほうがいいね!
とりあえずちょうどいいものがないし未発売だしで 家にあったタブレットケースに入れます
撮影
試し撮りしてきました。 最初なので、マニュアル撮影のみです!
[yellow_box]天気:快晴 時間:午後2時[/yellow_box]
撮影時のいい点悪い点
① AE/AFロックがあるのが地味に良い点ですね。
② 撮影後、確認してプリントするためか、シャッターを押したあとは撮影した写真の画面になっています。 次々撮影する設定はありません。 ここから撮影モードに戻るにはシャッターを押します。 再生ボタン押してから撮影に切り替える時もしっかり押さないといけない・・・ 半押しで戻れたらなー(GRは再生から半押しで戻れる)
③ 晴れた日の外では、液晶の色合いが確認しにくいです
撮影時の設定
フラッシュ
最初はオートになっており、 mini90と違い、フラッシュの物理ボタンがないのでメニューから設定 かなり明るいので室内でも発光禁止で手持ちで撮影可でした。
設定の保持
カメラで一旦加工設定をしたら、電源を切っても次回も引き継がれます 例えば慌てて撮影して、激しめの加工の設定をしていても、後から直せるので気にしなくても良さそうですが リセット方法は覚えた方がいいかもしれません
[wp-svg-icons icon="checkmark-2" wrap="i"] ビネットだけリセット方法 → ビネットボタン長押し
フィルタだけ、明るさだけのリセットも同様。
[wp-svg-icons icon="checkmark-2" wrap="i"] すべての撮影時加工設定リセット → 3つの加工ボタンのどれかを押してから戻るボタン長押し
実際の作例
チェキでも撮ったので比較 正方形の撮影って慣れてるつもりでしたけど結構難しくて うまいこと比較になってなくてすみません。
スキャナが手元にないのでGRで撮影しました。 これもあとからMacで見たら暗いなあ。加工なし・・・適当で意味があるのかこの画像
[wp-svg-icons icon="star-3" wrap="i" color="#F8DB6A"] 記念すべき1枚目
悲しいかな、チェキのほうがぼやぼや 設定はどちらとも何もなしで撮影。もちろんinstax miniフィルムは期限内。 外が明るすぎて背景が白いなあ(実際は空は綺麗な空色でした) mini90はD、SQ10は-2くらい暗くしないと? 絞りが変えれないので・・・。元データの問題になってくるのでそれも違うか。白とびしてしまったら明るさ加工すればするだけ違和感が・・・ アマゾンにラチチュードが狭いって書かれてましたけど、確かにな・・・ フィルムの現像液は同じなんだろうけどなあ
[wp-svg-icons icon="star-3" wrap="i" color="#F8DB6A"] お次は室内
mini90のほうは発光禁止で撮影 SQ10も発光してしまったので発光禁止と明るさ-1/3で撮影
SQ10はF2.4なだけあってSS短かったです。ワントーン暗くしたらいい感じのこっくり。暗くならず明るくて綺麗! (黒つぶれしてんだろ!) 白は白飛びするし黒は黒つぶれ[wp-svg-icons icon="sad" wrap="i"] 撮り方、要研究。
mini90のほうはSSが遅くて手ブレしそうでした しかもそれでもとても暗い・・・ フラッシュなしで室内での使える具合はSQ10圧勝か
[wp-svg-icons icon="star-3" wrap="i" color="#F8DB6A"] もう一つ外を撮影 0/Roppongi/-2/日付あり
手前側が白飛び 笑
ちなみにチェキに書き込むペンはポスカが好き
[amazonjs asin="B001D7V5V2" locale="JP" title="uni 水性顔料マーカー ユニポスカ細字 黒 PC3M.24"]
液晶での表示
ちょっと青いかな。プリントすると結構色が違うので 特性を理解して撮影&加工が必要。(液晶を撮影してますがちょっとボケてますね・・・)
jpegデータ
あくまでもSQ10のバックアップくらいのつもりで(だってデジカメとして使うには手間すぎだ。単にjpegが欲しいだけならスマホやGRの方が早い)
再生ボタン(撮影データの確認)
情報の表示
再生時・撮影時に戻るボタンを押すと情報が表示されます 加工情報だけでなく、充電と残り撮影可能枚数もここで確認。
フィルムカウンターはどこ? と思ったらここでした。これ説明書読まないとわからないね。電池かと思ってた。
加工
[video width="960" height="540" mp4="https://kimigauchu.com/wp-content/uploads/2017/06/856be09576584fa345f076257161a4b7.mp4"][/video]
Mac歴6年以上だけど、iMovieを初めてまともに使った。 説明がはよ消えすぎワロタ
他にできることは、画像回転、サムネイル印刷
開いてあれこれしてたらオートパワーオフになってしまうので 2分から5分に変更しました
日付の有無
黒背景に白デジタル風文字で日付が右下に印字されます 結構可愛い! この表示のデザインは選べません オンオフが再生時に設定可能 撮影時にもMENU押せば設定で変えられます。 プリント時につけたり外したりできます。 個人的にバルブや二重露光なんてしないから左のシャッターボタンを日付の有無に当てたいかも。 アップデートでできるようにならないかな お願いします!
プリント
[video width="960" height="540" mp4="https://kimigauchu.com/wp-content/uploads/2017/06/7cba26ffaef5d751317bbe383e203ccf.mp4"][/video]
画質悪くてすみません
排出は12秒とのことだが、数字ほど遅くは感じない。mini90と大差ない
再生時のメニューから「プリント履歴」が出てきて 50枚までは加工情報などが残ります もう一度同じ加工でプリントしたい時はここからリプリント。
他のカメラで撮ったjpegをプリントしようと思ったら 説明書には 「画像はフォルダに入れずドライブ直下に」 「ファイル名は8文字(前半4文字かAからXの大文字アルファベット、後半が0から9の数字)」 こう書いてあるのですが
SDカードがGRで1枚テストしたまんまを突っ込んだので ダイアルをくるくる回しているとGR撮影分もSQ10で表示することができました。正方形にはなっていません。そしてプリントしてないのでどうなるか不明。 日付も確かに撮影時の日付が表示されました。 もちろんDNGファイルはスルー ファイル名は変えたわけでなく、R020***** 場所も直下でなくDCIM以下102RICOHフォルダ
いちいち他カメラ撮影データをSDにデータ入れてまでプリントしようとは思わないけど できるようにしてあるってことは、それ目的(プリンタとして使う)の人も想定しているのかなあ。
写真の大きさ比較
ポラロイドの規格より小さいです。 チェキが名刺サイズ、ワイドが倍 スクエアはチェキの縦幅で正方形にしたような感じ
いわゆるロクロク(56mm×56mm)っぽくもない?
[caption id="attachment_4502" align="alignnone" width="800"] またななめ[/caption] ブローニーネガ重ねてみた 別に ぽくはなかった
SDカードの中身
加工の情報はcsvに書き込まれてるっぽい(画像自体は撮影時のデータのみ) だから撮影時フィルタで撮影してもノーマルに戻せるのね Lightroomの非破壊補正に似ている。 あくまでもモニター付きチェキという姿勢、良いね。
結論 めちゃ楽しいこれ
一発勝負できないなんてインスタントカメラらしからぬチート行為! と思ってましたけど オートフォーカス プログラムAE 明るいレンズでさらに加工してプリントできるのが以外と楽しい! フィルムがないから今日はもう撮れないなあということもなく とりあえず撮影だけして、後からゆっくり加工して・・・という使い方が以外とアリかと。
どうせ買うんだからはやく買えばよかった(姪の浴衣姿にまにあわず・・・)
買う前は、mini90はこれはこれでいる、と思ってましたけど 普通のチェキいらないわ。 比較して撮影して、うまく撮れないのがよくわかったw
ポラロイドの完全代替とは言い難いけど少なくともチェキが優位なのって携帯性とフィルムが安いくらいじゃないか?
あとは保管方法ね。ビックカメラには、1種類のアルバムと、保管用のカンカンが売られてた。自分は、SEKISEIのましかくアルバム未使用のをまだ持ってるから、まだいいか〜ってスクエア専用買わなかった。そのうち色々出るっしょー。
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もう撮り終わって家に帰る頃には本体デザインなんてどうでもよくなっているという。